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子どもに伝えたいお金の話。 [こどもモノがたり]

就職活動をするとき、私がはなから、できないなーと思っていた職種。
それはお金儲けを生業とする職業だった。
例えば、金融や商社、営業職とか。

今思えば無知ゆえのことなんだけど、日常にモノを売り買いしたり、アルバイトの報酬としてもらうお金はわかったけど、いわゆる経済で言われるお金ってなんだろうってことがよくわかんなかったの。ま、今もよくわかんないし、投資も、いや、家計簿すらつけられない私で、常に丼勘定なんだけど。

で、就職後もその経済ってわかんないやっていう思いは引きずっていて、でも、どんなに金儲けとは無縁の職種と思って就職しても、むしろそういうとここそ、コスト感覚とか経済感覚が必要だったりして、ふーん、面白いなーと思ったわけで。

そういう社会人生活を通してわかったことは、私はお金の価値や損得はわかるし、智恵を働かせてお金をセーブすることはできるが、どうも、お金が働いて勝手にお金をもってくるような原理が、いまだに理解できない、ということだった。

効率よく仕事を組み立てることができても、運用は今のところできない。
ま、そういう部署に行って学べればできるようになるかもしれないが、今はできない。

日経新聞読んだら、ちったぁ賢くなるか、と思ったが、結局読むのは、面白い人生譚ばかりであって、経済面なんかほとんど目を通してないし(笑)。パパは日経は高いし、高校野球がでないから嫌だと言っているのだが、読み物のおもしろさはなぁ、と、いいじゃん、とかいって、パパに日経を取らせている私なのである。ごめん。

で、私がお金ってなんだろう?っていうことを、深く考えるきっかけになったのはこの2冊の本。

エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」

エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」

  • 作者: 河邑 厚徳, グループ現代
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本


パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会

パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会

  • 作者: 子安 美知子, 広田 裕之
  • 出版社/メーカー: オーエス出版
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本

当時、ちょうど経済に関するムック本のようなものを編集していて、経済のいわゆる専門家だけで固めてしまうと、私のような経済わからんちんが、お金のことわかるようになりたくて読んでも、絶対にわかった、とか、思わないよなーと悩んでいたところ、当時の上司だった女性から、「NHKでエンデが経済って話をしてたような・・・。地域通貨とかもどうかな」とアドバイスをくださった。

一言のアドバイスがあれば、後は調べて、考えればいいだけ。

結局、エンデとも親交のあった子安美知子先生に取材をしてまとめることにした。
(シュタイナー教育でも著名ですよね。余談だが、校正の折に、「思う」って言葉は極力使わないようにしているの、とおっしゃった。これって実はとても大切なこと。「・・・と思う」は個人の見解に由来するあやふやでいい加減な情報を伝えているだけという印でもあるから。誠実な方だという印象を強く受けた。私は、まだ使ってしまうけど)

その過程で、私は、お金って何だろう、という問いに自分なりの答えを見つけ、そして、なんで、経済に近寄れなかったのか、その違和感の理由を知ったのである。

今は、お金と、経済の違いをわかった上で、時間があって本当の意味で投資したい先が見つかったら、株とかにもtryしてみたいという興味があるけど、今はそれどころじゃない。

で、我が子にどんな経済教育を受けさせたいかという話。

最近ちまたでは、いろんな経済教育イベントが行われているが、まず、投資や不労所得を前提とするモノ、は、子どものうちに知らなくてもいい、と、思っているので、まずは、労働と対価、という部分と、商品とお金の交換、という部分を感じさせたい。

そのために、イベントに参加するか?と問われれば、私はNo。

日常の生活の中で、自分が手にしている食べ物や、商品が、どうやって生まれ、自分のもとに届いているか。それを日々、目に見えるようにしてあげれば、ことさら教えることはないと思う。

今の世の中は、食べ物にしても、宅配やネットショッピングなんか使うと、いつの間にか、自分ちの冷蔵庫に生まれてきて。しかも、原型をとどめていないことも多い。
洋服にしても、おもちゃにしても、作られている現場を目にすることもない。

だから、私は、小さいのを連れ歩くと本当は面倒くさいけど、息子達と買い物にでかけ、料理をしてる姿を見せ、最近は余裕もできたから、子どもの前で手芸やものづくりをし、その姿、時間を感じさせている(好奇心があるのでよってくるけど、危なくないか目配りすれば、結構平気だし、そのうちそれが風景の一部になって珍しがってちょっかい出すこともなくなるよ!むしろ、互いに違うことをしてるので、かまってあげなくちゃという切迫感からも解放されるし、なによりてづくりは単に自分の楽しみでやってるから気晴らしにもなって、精神衛生にも良いよ)。

そして、旅をするときには、テーマパークもお楽しみとして行くけれども、魚を釣る現場を見せたり、釣らせたり、田畑に触れたり、歩いたりしたい。その空気や距離感、命を感じさせるのが大事なことだとわかっているから。

無理にいろいろやらせなくても、環境に身を置けばこどもは何か吸収するし、感じられる。
田植えをせずとも田んぼを見て、働く人を見れば、それが何を意味するか、わかるはず。
ていうか、それを感じたり、わかったりできる、そういう心だけ、ちゃんと育てて(たぶん、彼らは最初から持っているのでそれを失わないよう大事にして、時折支えるだけだが)おけば、あとは、勝手に子どもが育っていくはずだ。

そういった私の思いを叶える子育てがしたい、それが、就職先を決めるときも、住居を決めるときも、常に根拠になっていて、選択したり、周囲に理解を得る、基、になっている。それをかなえるためには、時間や労力、金銭的な犠牲、また、周囲への甘えも、必然だと思ったし。それだけ、こどもを育てるということは大事なことだと思っていたから。

でも、こういうスタンスや考え方って、結局、両親からもらっているものなんだよね。じいじと木の葉さんの選択の連続が、また私の選択の礎になっている。

こういう連鎖って本当に面白いよね。
じいじ、木の葉さん。本当にありがとう。
いままでも、いつもも、これからも。

私もそんな親になりたいな。


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ずんずん

前の記事にコメントしようと思ったらもう新しい記事が!びっくりしました

<無理にいろいろやらせなくても、環境に身を置けばこどもは何か吸収するし、感じられる。

前回のしまじろうの記事をみてコメントしたことの答えって、これだったのだな~とおもいました。
今この記事みてよかったな。ありがとう

確かに「思う」という言葉はあまり使いたくないです。(意識的にぼかす意味で使うこともありますが)たとえば、今回mamaruさんの記事から引用した文末に「と思う」と付いていたら共感できなかったなあ。
by ずんずん (2007-02-07 12:04) 

ずんずん

追加です
お金のことで印象にのこっているのは、以前の勤め先の会長が言った言葉 「私たちはお客様の小銭を頂いて商売しているのだ」
飲食店ですから、お客様一人単価1000円~3000円くらいですから。一人一人、ひとつひとつを大切にしないと大きな売り上げにはならないとおもったことを思い出しました。
by ずんずん (2007-02-07 12:09) 

mamaru

そうですよね~。
自分が働いてみると、お金の価値とかありがたみってわかりますよね。
だから、高校生ぐらいになったら、アルバイトはしてみるべきだと思います。
特に男の子は。
それ以下の子ども達はお店屋さんごっことか職業体験で知ってもいいし、まぁ、親の背中を見てわかることもあるだろうし、と思ってね。

なんでもかんでも学校に押しつける今の風潮はあまり好きではありません。だって、学校にいる時間って有限だしね。
何より親の背中が語る。

そう思って毎日襟を正してます。
なかなか、そう理想的な姿ばかりは見せられないけど、それも、彼らは人間くささとして受け入れてくれるかな、と。
by mamaru (2007-02-07 15:34) 

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